目を覚ましたのは、11時頃。
最近は、午前中に起きれたら“朝”という認識がある。
まったくもって、社会復帰ができる気がしない。
朝ごはん(昼ごはん?)は、ベーコンエッグ、野菜サラダ、納豆、昆布とホタテの煮物、昨日の残りの味噌汁。
食べている最中、夫に「いつもおいしいごはんを作ってくれてありがとう」と言われる。
「作らないときもあるよ?」と答えたら「おれは全くつくってないよ?」と返され、「たしかに」と笑ってしまった。
夫婦2人だから、別に毎食作らなくても問題はない。
以前、全てが面倒になって「これが今日の夜ごはんじゃ!!!」とシャウエッセンのウインナーをレンチンしただけの写真を何の気なしにTwitterに載せたら、知らない人たちからたくさん意見がきた。
「たまにはいいですよね!」「うちもこういう日ありますよ!」「お皿にうつしてるだけえらい!」「ウインナーおいしいですよね〜」という、肯定的だったり共感だったりの意見もあったけれど、どうしたって否定的な意見は目に留まる。
「女のくせに料理もしないのか」
「こんな女と結婚して旦那さんがかわいそう」
「コンビニ弁当や宅配弁当という選択肢は思いつかなかったのか?」
「米と汁物ぐらい用意すればいいのに」
「旦那さんは文句を言っていないかもしれないけれど、不満は絶対溜めてますよ」
「こんな女が妻だなんて、絶対離婚するよ」
エトセトラエトセトラ……。
ほっといてくれぇ〜〜〜!!!
料理に限らず諸々の家事も、仕事のやり方も、将来のことも、日々の暮らしの細かいことも、お互い不満なく(あったとしたらきちんと話し合いをしたうえで歩み寄って)なんやかんやでうまくやっている。
わたしと夫がそれでいいと思っていれば、我が家はそれでいいのだ。
不要不急の外出を控える自粛生活も板についてきたが、外の天気があまりにも良すぎると、外に出たい欲がより一層湧き起こる。
ごはんを食べ終えたあと、夫と近所の公園を散歩した。
タンポポの絨毯の上にピクニックシートを広げた親子が遥か遠くに見えた以外は、誰もいなかった。
ポツンと置いてあるベンチに座り、テイクアウトしたコーヒーを飲みながら、家から持ってきたかりんとう饅頭を食べた。
今日の青と緑は、とても強かった。