シューイチ『食べヨムツアー第6弾』で、アルコ&ピース平子さんに著書『今日もふたり、スキップで~結婚って ‶なんかいい″』をご紹介頂きました!
文学フリマ札幌を終えて

文学フリマ札幌を終えて

日記

文学フリマ札幌、無事に終了。杉山ハウス( @H_Sugiyama01 )とのエッセイユニット『葦屋』として初参加しました。
「ファンです!」と真っ直ぐに気持ちを伝えてくださった人、「差し入れとかしてもいいですか…?」と震える手でお菓子を渡してくださった人、「あの! どうしても会いたくて! バイトの休憩中に抜けてきました!」と上司に怒られることをものともせず会いにきてくださった人、「Twitterで見つけて絶対これだけは買いたくてきました!」と本を購入してくださった人、ほんとうにありがとうございました。
これだけ売れたら御の字よね…と想定していた数の3倍以上売れて、うれしいやらありがたいやらで幸せな一日でした。

本つくるのってほんとうに楽しいね。書いてるときはいつも「二度と書くかよ! ばーか!」って思うけれど、書き終えたあと、そして手に取ってくれる人と会うと「よっしゃ! また書くぞ!」って思えるから不思議。自分は書かずにはいられない人間、書かないと生きていけない人間ではないけれど、なんだかんだ書くことが日常になっている人間なんだと実感する。

黄色い車文庫のchishoさん( @chisho1014 )という方が隣のブースだったんだけど、めちゃくちゃいい人過ぎて大好きになっちゃった。彼がnoteにわたしたちのことを書いてくれたみたい。わたしは人の書く文章に登場できるのがなによりうれしい。

文学フリマ札幌、無事終了 除霊でもされたみたいに肩首の痛みが消えていきました。いや、本当になんか憑いていたかも。文学フリマを無事終えて、愛車の黄色いエッセに乗ろ…
note.com


■日記集『氷水(こおりすい)』
装画:マシコモエ( @mygn37 ) DTPデザイン:タナカサオリ( @oyocois

koorisui

7月1日~31日の期間、毎日かかさず書いた日記集。装丁は夏休みの絵日記をイメージしてマシコモエさんに描いていただきました。
毎日かかさず書いたからこそ、前日のかなしみを翌日も引きずっていたり、前日とは打って変わって翌日は楽しいイベント盛りだくさんだったり、日々の流れを感じることができる。
イベント当日、手に取ってくれた人が「日付が入っていて毎日書いているから、“ああ、この日ね~自分はどんな風に過ごしていたっけな~”と思い出せて楽しい」と日記集の醍醐味全てを言語化してくれた。手持ちがなくて買えない……! でも通販か来年の文学フリマで絶対に買いますので…! と後ろ髪を引かれながら帰ったお姉さん、帰りの電車賃は足りましたか。
auの通信障害があった日、参院選の投票日、今年一番暑かった日、あなたはどんな一日を過ごしたのだろうね。
また、杉山ハウスとは徒歩5分のところに住んでいてしょっちゅう会っているため、お互いの日記に登場することもしばしば。同日の日記でも、書き手によって全く違う印象になっているのもひとつの良さ。彼がわたしを過大評価している日もあるし、わたしが彼に対する悪口を書いている日もある。主観だけではなく、客観的な目線での日常を知れるのは、ご近所さん同士で日記集を出したからこそだと思う。
絶対にお世辞を言わない夫が「日記集おもしろかった、どんどん書いたほうがいいよ」と言ってくれたのもうれしかったね。

■スケベエッセイ集『賢者タイムズ』
装画:タナカサオリ( @oyocois ) DTPデザイン:タナカサオリ( @oyocois

kenjatimes

ええい!!! 臆せず下品な文章を書きたいんや!!! と溜まりに溜まった鬱憤を発散するため、同人誌であるのをいいことに好き放題やってやった。装画は「昔のエッチなサブカル誌のイメージで」とお願いしてタナカサオリさんに描いていただきました。
「情事後をイメージしました…」とラフを渡されたとき、「情事後は靴下履いてないのでは…?」と尋ねると「これは性癖だから」と返され、「性癖ならオールオッケー」というやりとりもあった。そこに信念があればいいのである。そして表紙で乳首を出すか出さないかでこんなに議論したのは初めて。でも、乳首出してよかった。いい乳首が出ました。
寄稿した著者陣は、わたしが酒場で「なぁ、文章書かん?」とナンパした人たち。編集はわたくしものすごい愛と杉山ハウス。

『ゥウンコ』
『僕たち、エロ本バスターズ』
『☆奉納☆交換ノート』 
『夏とティラミス』
『ナカムラさん』
『オナニーで死にたい』
『前略、メイトビルの前より』
『高校教師にケツ穴を雄膣に変えられた蜜月の2年間』

タイトルを見ただけでカロリー高めなのがわかる。わたしがどれを書いたかは、買った人のお楽しみということで。
酒場の店主、普通のサラリーマン、マジもんの夫婦、職業不明のおじさん……これまでどこにも文章を発表したことのない、誰にも知られていないにもかかわらず、よくもまあこんなにもおもしろい文章を書けるな、と。著者陣のあまりの文章レベルの高さに、わたしは自分の文章を一緒に載せることに臆するほど。というか、よくこれだけハイレベルな人を集められたよ、さすがわたし!と自画自賛している。フェティシズム、3P、スカトロジー、マスターベーション、エトセトラエトセトラ……。笑いとエロとエモーショナルは共存できるのです。

2冊とも、11月20日の文学フリマ東京でも持っていく予定です。あと通販もしようかな~! とも考えていますが、BASEがいいのかboothがいいのかいろいろ調べている最中なので、しばしお待ちを。

現在札幌市内で取り扱っている店舗はこちら↓↓↓↓↓
アルティメット酒場ちもと
〒062-0933 北海道札幌市豊平区平岸3条14丁目3−8 平岸グリーンビル 2F

Bar黒猫
〒064-0804 北海道札幌市中央区南4条西3丁目 No.2 グリーンビル

予定があって行けなかった! そもそも行ける距離じゃないんだわ! 通販まで待てないよ! と札幌近郊のみなさん、わかりますよ。わたしも地方民ですからね。王様のブランチを観てなんど虚無の感情になったことか…。現在新刊はこちらで予約・購入することができます。ちなみに定期的にわたしが本を配達しに行っているので、会ったら仲良くお酒を飲みましょう。

今日の夜ごはんは豚汁、おいなりさん、ほうれん草の胡麻和え、茹でブロッコリー。よいごはんでした。