大和書房WEB『今日もふたり、スキップで』第9話、AM連載『命に過ぎたる愛なし』第56回が公開されました。

生きてね

日記

一応、ツイッターのDMを開放しているので、いろんなメッセージをいただくことが多い。
送られてくる内容は、書籍や連載の感想だったり、恋愛相談だったり、謂れのない誹謗中傷だったり、「明日面接なんですけど、ものすごい愛さんにメッセージを送ったら上手くいく気がして!」というパワースポット代わりだったり、「乳首と女性器の黒ずみをピンク色にするクリームのPRをしてください!」と胡散臭い依頼だったり、様々だ。

書籍や連載の感想には、いやもうほんとうにありがとうございますと感謝の気持ちしかない。
ありがたいことに多くのDMが送られてくる、かつ生来の筆不精のため、すぐに返信はできないのだが、時間がかかっても、最後に「気持ちを伝えたかっただけなので返信不要です」と書かれていても、必ず返すようにしている。
みんないつもありがとうね、マジでラブだよ!という気持ちを込めて、巻物並みの長文で返す。
だってうれしいじゃん、「あーちゃんと伝わってよかったー」って思うわけですよ。
わたしの活力ですよ、ほんとうに。

恋愛相談に対しては、申し訳ないけれど答えることができていない。
現在AMというWEBメディアで恋愛相談の連載をしていて、多くの相談が寄せられている。
隔週の連載ということもあり、かなりの人たちにお待たせしてしまっている状況で、その人たちを差し置いてDMで恋愛相談に乗るわけにはいかないよな…と思う。
友達だったり、飲み屋で知り合った人だったり、直接会って話の流れで相談を受けたらもちろんきちんと答えるようにはしているけれど(まあ当たり前なんだけど)、一応AMさんからは毎回原稿料をもらっているわけでして。
そんな中、ツイッターで個別に相談を受けるのは、連載の意義がなくなるのでAMさんにも申し訳ない気がする。
なので、DMで恋愛相談を送ってくださった人たちには、個別で相談に乗れない理由をきちんと説明し、もしよければAMの相談フォームに送っていただけたらうれしい、と返している。
一応、『命に過ぎたる愛なし』は相談を送ってくださった方にはもちろん、読者の方や同じような悩みを抱えている人にも向けて書いているので、もしかしたらあなたの今の悩みが解決するヒントが書いてあるかもしれません、とも伝えている。

誹謗中傷だったり、悪口だったりというのは、あくまでも自分の所感だけれど、フォロワー数のわりには少ないほうだと思う。
年に1~2回あるかどうかだし、マジで内容がしょーもないので、送ってくる人に「マジで気にならないんだよな…一生懸命悪口を考えてくれたのにごめんな…」と申し訳なるレベルでどうでもいい。
一個だけおもしろかったのは、「ものすごい愛さんが結婚して幸せな女性ではなく、実際は孤独な独身のおっさんの妄言だと思ったらつらくなりました。謝ってください」という内容。
これに関しては、今でも酒場でネタにしてゲラゲラ笑ってるよ。

パワースポット代わりのDMは、どうぞご自由にである。
むしろ楽しいのでドンドン送ってください、頑張れ~!絶対大丈夫だよ~!と応援しながら読んでます。

女性器と乳首の黒ずみをピンク色にするクリームのPR依頼は、「わたしの女性器と乳首を見たことあるんか?」「真っ黒だからなんとかしろってほんとうに言いたいのか?」「つーか色なんざなんだっていいだろ、口に含めば全部一緒!!!!」と腹が立つので、金輪際送ってこないでください。
アダルトグッズのPR依頼もまた然り、人生に必要だと感じたのなら、自ら導入するのでほっといてくれ。

ひとつ、どうしていいのかわからないDMがある。
それは、「こういうつらいことがあって死にたいです、もう死んじゃおうかなと思ってます」「うっかり死んだら楽になれる気がしてます」「死にたいです、助けてください」といった、生死に関わる内容。
こういう人たちに対して、「そういうことを言ってる時点で本気で死ぬつもりはない」とか「そんなの死ぬ死ぬ詐欺だよ」という意見があるのもわかる。
大袈裟だなぁ、そんなのほっときなよ、と言われてしまうかもしれない。
でも、本気じゃないなんてどうして言い切れるのだろう。
もしかしたら、ほんとうに死ぬつもりなのかもしれないじゃないか。

わたしは、できる限りみんなに生きていてほしいと思ってる。
でも、世の中には「死んじゃだめだよ」「絶対に生きて」と言ってはいけないこともある。
それは、その人それぞれの事情があり、その人それぞれの命との向き合い方があるから。
家族や友達であれば、真正面から向き合うことだってできるが、見ず知らずの人とそれを議論し、気持ちに寄り添い、隈なく理解するのは、どうしたって難しい。
助けてあげたいと思うが、顔も知らない、なにがあったのかもわからない、どれほどの緊急性があるのか、どこに住んでなにを考えて生きているかもわからない人間を救いたいだなんて、そんな烏滸がましいことがどうして言えよう。

もしかしたら、わたしが「大丈夫だよ」「死にたいだなんて言わないで」と言葉をひとつかければ、その人の気持ちは軽くなるのかもしれない。
でも、そんなことできないんだよね。
ほんとうにつらくてつらくて死んでしまいたい気持ちになったら、わたしじゃなくて恋人や家族、友達、同僚、然るべき機関に相談してね。
きっとわたしよりもずっとあなたのことを救ってくれると思うよ。

こういうDMが届くと、いまだにどうしていいのかわからない。
あなたはすでに十分に消耗しているのかもしれないけれど、わたしだってすごく消耗するんです。
これだけは、わかってほしい。